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画家秋野イサムの処女作誕生1966年カトマンズ

カトマンズのイサムの家は、下町では珍しい一戸建ての二階と三階。一階には、大家の元ラマ教僧侶とブータン人の妻に子供達が住み、彼らはイサムの幼い長女や妊娠中の妻とも、大家族の付き合いをしていた。
絵本の処女作、プンクマインチャは、この家で描かれた。

1966年のカトマンズには、短い車道、ニューロード一本が町の外側にあるだけだった。そこを、これぞ現代文明とばかりに、政府関係の車数台と一台のタクシーのみが、時たま走っていた。自転車も見あたらず、常に人だけがが歩き廻る一大歩行者天国だった。

その道も、昔ながらの数本の石畳の他は、細くカビ臭い迷路が蜘蛛の巣みたいに張り巡らされている。
まさに地獄か天国か、迷いに迷う人生の岐路を、辻辻の偶像が問い正している、と言うロマンチックな考案の世界だった。
ただし、夜中の野良犬の群れには、生死を賭けるがごとくリアルに応対しなければ、人が人である事を終わる。

常に人が歩いていた。お供え物をかかげたり、天秤棒を担いだり、ただサッサッと歩いていたり。人人人が、我こそは都会人だ、とばかりに歩き続けていた。

伝統的な股引き型ズボンに、裾を腰までたらした着物風シャツの男達。洋服とは言えば、役人らしきが、その伝統的シャツの上に羽織る背広のみ。あらゆる男の頭には、短い烏帽子風の、黒か白かマダラの赤のネパーリ キャップ。女はサリーばかりで、頭には切り花が飾られていた。

夜ともなると、もっとたくさんの人が歩いていた。電気の街灯は、石畳の道一本のみに、あまりも、か細く光るだけだった。
圧倒的な照明は、植物油の灯明。その辻辻の寺に捧げられた灯かりの連なりと、声張り上げる露天商と、引っ付きあった小さな店の掲げる裸のケロシンランプの灯かりの群れに、カトマンズ盆地は夢幻の世界と化している。主なる寺では、テンプル ライブ ミュージック。
手風琴、ダブラ、シヲバルにフルート。もちろんリードするのは、絶叫ボーカルだ。

あぁ 人類にあんな、想像の世界を、リアルに見せ付ける時があったのだ。

プンクマインチャを今辿る人に、そんな世界が存在していたし、そは、僕たちの想像力次第では、身近に起こり得る、まったく自然な事なのだ、と伝えたい。

(澤村浩行)
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