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4月30日(金)

4月30日(金)

 アメリカ入国18日目にして初めて移動もなくアポのない日を得た。今日は休む事を第一の仕事とした。住所録の整理、縫い物、単純な料理を午前中。午後はカレー料理店ひしめくインド人街へ歩く。Hurry Curryとの看板が安そうだったし、白いが良かったから入店すると、セルフ方式ながらマトン・カレーはしっかりとした味を出していた。サラダもサービスで10ドル。初めてテーブルに座って食べたから、ここでの慣習である2割のチップ、2$を去る時に残した。パキスタン人らしい、移民したてでチャンス到来とばかりに効率の良いサービス。エネルギッシュな移民魂。経営者のしたたかな存在。

 道路の補修や家の塗装は1990年代には50%人口が増えたというメキシコ人が目立つ。彼らは黙々としている。歩いていて聞こえるスペイン語があちこちで飛び交っているのは身なりの良い、2世3世など中産階級下流に登った国籍取得者だろう。両者の差も歴然としている。

 そして、アジア系、中国韓国系らしきが連れ立って歩くのも目立つ。日本人らしきは、ひとり短期組のように見える。若者の長期組らしきは、独自の道を拓こうとする真剣さが見られる。だが、孤独な影も濃い。その一方で遊学組のノンポリ風もいる。
  一般に、ニューヨーク市には公衆便所が本当にない。もちろん自動販売機もない。犯罪予防は徹底している。そして、郵便局を探すのが一苦労だ。代わりに図書館は見つけ易く、コンピューターでメールを打てる。

 昼間晴れると、海辺のせいか蒸し暑く歩き疲れたので暗くなった8時頃、早々と寝たが、夜中に多数の若者らしきがけもの声を発してひとつの路に響き渡らせた声に起きた。誰かが通報したのかパトカーがサイレン鳴らして駆け付ける頃には、別の通りに移って、またけもの声を響かせる。という、追いかけっこをやる。

 この19階上からだと、音の移ろいが良く判った。昼間、近くの劇場の前には、7~80人ほどの若者が午前中からチケットを買うのに座り込んでいたから、彼らがチケットを入手してから騒いでいるのかも知れないと思った。いずれにしても、実害のない都会の騒動。カミナリ族の機械音よりもドラマを感じさせる。

 多分、これも一説には4人に一人と言われる異常に高い若者の失業率が背景にある。全てまだアメリカに来たばかりの異邦人のあてずっぽうな判断だが、この赤ん坊みたいな直感は大切に刻み込んでおきたい。
 
 ウォーク一行から一歩身を引いた今日、これまで外から見ていたアメリカ像と、ウォークを通じて出逢ったオルターナティブなアメリカ像とのギャップを冷静に観る機会を得た。

 外から見ると、アメリカは一握りのマフィアによって牛耳られているとしか思えない。彼らは自分たちの集団が甘い汁を吸うためのメカニズムを次から次へと作り上げ、世界中を巻き込んでいる。その世界戦略の要が、軍事・金融・情報操作であり、それに見事に組み込まれているのが、日本・イスラエル・カナダではないかと、常々思っていた。
 ソ連邦の消滅以来、タガが外れたように、遠慮えしゃくもなしに突き進んで来た。ローマ帝国、大英帝国以来の伝統である「分断して統治する」古典的な植民地主義である。アメとムチを使い分けた人間管理である。一目瞭然たるステレオタイプだが、安っぽい知性と娯楽に溢れ返ったメディアがそれを隠蔽している、と思っている。

 イスラエルは、人口の絶対量と増加著しい上に、独自の宗教で統一され知的水準と軍事経済力も高まりつつある。イスラム圏へのくさび、カナダは資源供給、安定市場と資本逃避の場として利用されている。そして、日本はアメリカの国債を最も多く購入していながらも、アメリカに商品を輸出することで潤っている中国との経済的依存関係を維持するためと、これまで独壇場であった太平洋のシーレインに食い込もうとしている中国海軍増強への防波堤、軍事的な押さえとして使われているように思える。

 沖縄の米軍基地は、ハワイを軸としてグアム、韓国、そして一度は引き挙げたが最近復活している、フィリピンの基地網、マーシャル諸島、インド洋のディエゴ・ガルシアへと広がる海洋制圧の、また台湾有事の際の、対中国前進基地として軍事的に重要な事は、幕末にペリー艦隊の黒船がまず、沖縄に立ち寄ったことからも、前大戦で唯一最大の犠牲を払って占領したことからも、長期戦略に基づいている。

 いずれ、台湾韓国は、中国圏に入るかも知れない。だが、日本は忠実な軍事同盟国として、また貿易黒字を稼ぎ、また貯蓄率の高いことから米国国債を買い、軍産業を支え続ける金融基地として、徹底的に戦略に組み込まれている。だから、沖縄基地は手放せない。

 その構造が、日本人の過労死や自殺率の高さ、また自閉症やアル中の増加につながっているのではないかと思える。だが、最も病んでいるのはアメリカ国内の一般人のように感じる。管理され無知とされた知的精神的暗闇、孤独に苛まされ、過食に走り、糖尿病患者は一目でありふれた現象である。

個人的に話しても、家族の誰かがそれが原因で失明や脚の切断など、過食とアル中による被害者をかかえている例を聞く。失業者だけではなく、仕事を持っている人でさえ、フード・クーポンによる援助を受けている者も多い。

 そして、次々と首を切られるという現象。ウォークに参加した者にも、失業した者もいるし、路上生活者から気を取り直すために参加し、常に助けを乞いながら歩く者など、寝食を共として見るアメリカ人の病はかなり深い。

 中産階級は25万ドル2000万円以上と言われても、周りの誰もそんな人を知ってもいなかった。仕事のある人も、その職を失わないように必死で働き、その他の人とはつきあわない。その中でも失職して、ウォークに参加した人は質素な生活をするしかないと、気づいていくようだ。アメリカはこれまでの大量消費社会から脱出しない限り変わらないと。

 そして軍事力を背景とした戦略に「NO」を明確とすることだ。だが、未だに職業の10%は軍事に直接間接に関わっている経済構造のために、オバマ政権が軍事費削減を提案しても、上院が職の確保を理由に否決した。

 今回の核不拡散条約の5年ごとに行われる見直しでも、イスラエルとインド、パキスタンとの、核戦略をも視野に入れた軍事的な関わりを変更することは難しいだろう。

 一見すると盤石の体制のように見えるが、時代は常に変わっている。アメリカは食糧自給は充分、エネルギー自給もその気になればやれるし、富をシェアーすれば格差社会も解消できる…と、地味な活動をしている人に多く出逢った。
 それに、どの国も攻撃されなければ、こんなに大きく人口も多く、いざ真珠湾やキントン湾や9.11のようにやられたら、一丸となってやり返す国民と、事を構えたくないというのだ。

 その出逢いは純さんのように、ただ歩く事からネットワークをつなげてきた長年の努力の積み重ねによるものだが、今ひとりとなって街を歩いていても、その兆しを感じている。少数の信念を持つ人を一般の人がどのように受け止め変わっていくかが、問われているのだと思う。

 いよいよ明日からNPT国連会議に向けた市民団体による体験と研究発表ワークショップが始まる。僕は身近な東アジアの核と軍事情勢を選んだ。それに備えて、これまでの個人的な体験を整理したところだ。

 700万人を犯罪者としているアメリカ社会、その3分の1が刑務所に長く、残りは厳しく監視されている。繰り返すが、3000万人以上が退役兵であり、職のないことから軍隊志願者も増えているというメカニズムを持つアメリカ社会についても、NPT会議の後に個人的に会う人々との交流を通して、認識を深めていきたいと思っている。


※NPTに向けた市民活動の様子
第8回NPT再検討会議開幕
NPT再検討会議にむけた国際共同行動が、2日ニューヨークで行われ、日本からおよそ1600人(うち全労連の仲間は500人余)が、集った。国際行動デーの1万人パレードをはじめ、街頭署名、原水協国際シンポジウム、各分野ごと(自治体、教職員、 ...
www.zenroren.gr.jp/jp/news/2010/news100512_01.html
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